これは面白かった!!あらすじに書いてあったとおりのダメやくざ舎弟の伴智久(土田英生)とその内縁の妻の亜希(千葉雅子)。
組長の女と禁断の関係になってしまった男に、他の道はなかった。
逃げるのみ、隠れるのみ、閉じこもるのみ。
女は夜の世界で働いている。これも危ないような気がするんだけどね〜
斜めになった舞台に鏡台、せんべい布団、ちゃぶ台。窓から工場の風景。
すえた臭いの漂う場所で男と女は今日も言い争う・・
リアル過ぎてもうたじたじとなってしまう。
なぜ姐さんが敬語なのかがわからなかったけど、そっか〜〜姐さんに戻ったときのギャップを表現したいためかな。
いくら自分のせいで男が逃げ隠れしなければならなかったとしてもね。。。
あまりのおバカな男に爆笑。 20年も一緒に暮らしていたら今更じゃね?と思わなくもないけど、
クロスワードパズルでとんちんかんな答えを引き出す男に哀れさまで感じてしまった。
女は過去を覚えている、それは私によくわかる。覚えていてほしいことを覚えていない男に切れる、それもわかる。
でも、それが男なんだよなぁ〜〜〜 コーヒーも服も覚えていない男はもういらない。
普通の男ならあきらめる。もとやくざなら・・・・・・これでしょうがないね。
銃声のちに何でもなかったように、部屋にいる女、これは巻き戻した過去だったのだろうか?
1時間とは思えない、長い年月を煮詰めた感じの芝居で、満足。
千葉さんを小劇場で初めてじっくり拝見できた。いいなあ〜
同年代のベテラン演劇人には本当に感動する。