「狂言サイボーグ」福岡市赤煉瓦文化館

teru10162014-12-17


19時〜 演劇書を読む会

野村萬斎

いろんなメディアで有名な狂言師野村萬斎の本。
NHKの連ドラ、「あぐり」で初めて彼を見た。
イケメンで自由人のエイスケ役にぴったりはまっていた。
あぐりが主役なのに時にエイスケを目的として観ていたような気がする。
狂言師なのだと認識はしていたけれどそれ以降に舞台を観るでもなかったし、
今回の課題提示がなければ全くその人となりを知ることもなかっただろう。

伝統芸能の担い手としての宿命を持って生まれた野村萬斎(野村武司)
彼のデビューから思春期にかけての葛藤は若干わかることはできた。
しかし、その反逆精神も狂言の魅力というか土台には全く逆らえないことが見てとれた。
それも父親の野村万作氏の伝統にとらわれない広い視野を持った環境によるものだろう。
彼の意志は既にデビューしている息子にも受け継がれていくのだろう。

面白い読み物だったし興味も持った。だが・・・
来年始めにに大濠能楽堂にくるのを知ったけれど、お高いなぁ〜
5千円くらいなら観にいくのにな^^; ん〜〜悩む

次回の演劇書課題本は「演出についての覚え書き」 フランク・ハウザー/ラッセル・ライン著
2月第3水曜日開催。