「日本語私辞典」 あじびホール

teru10162015-03-13


19時半〜 2000円(ペア券一人分) オイスター

作・演出 平塚直隆

オイスターズ、来福も初めてとのこと。
七緒りかさんの熱烈プッシュですごく楽しみだった。
どれどれとHPを見ると、平塚さんはいろんな賞を受賞している方だった。 すごい。。。
http://www.geocities.jp/theatrical_unit_oysters/top.html

舞台上には障子。5×15?くらいで、オープニングで墨であいうえお。。とひらがなを枠ごとに書いていく。
上手いなぁと感心しながらその最中にも舞台は続く。

言葉を駆使した作品。ストーリーというストーリーはないような感じ。
日常の家族の様子を淡々と表現しながらも、使えない文字が少しずつ増えていって。。。
文字の枠をカッターで切り取っていく。そのとたんにその文字は使えない。

ストーカーの意図はよくわからなかったけど、「私」が私である理解があやふやになる感覚はなんとなくわかる。
不条理ではあるけれど妙な説得力を持って、そしてくすっと笑えるところも多くて、ひきつけて止まない。
特に後半は文字のなくなるスピードが増していってしゃべっていることばが昔の言葉風になってしまう。

しかし、あれだけ使えなくてもしゃべれるものだな〜〜 

終演後、平塚さんと泊篤志さん(飛ぶ劇場)のアフタートーク
作品のことや劇団のことなどいろいろ話を聞いてとても面白かった。
以前、平塚さんが泊さんのWSに参加していたことを初めて知ったということで愕いていた。
平塚さんはプロットを書かないということだ。話している感じがすごく自由な感じでうらやましい。

劇団のキャラクター?は目つきの悪い牡蠣のおじさん。。かな〜^^; 怖いけどインパクトはあるな。
出演者10人中、客演は4人。 もちろん全員初見だけど、上手いなぁ。ときどきはさまる名古屋弁
が新鮮だ。 また来てくれるかな?