「RE:MONSTER」 博多リバレインホール

teru10162015-03-14


19時〜 2250円(ペア券一人分) あなピグモ捕獲団

脚本・演出 福永郁央

今回も魅力的な役者さんをそろえてあなピがやってきた。
2002年からの再演らしい。13年! そういわれるとなつかしい感じの描写も多い。
「宇宙妄想組曲最終楽章」なんてスケールの大きさを感じる副題か。

アポロ11号の初めての月面着陸をモチーフにしたものか。
13号の故障に関したものか。あるいはそれ以降?
私がこどものときだから役者たちは誰も知らないはずだ。
でも、想像力たくましい作家さんや役者さんたちが色鮮やかに宇宙妄想曲を奏でる。

赤い糸が張り巡らされている舞台上でアポロは耳鳴りに悩まされている。
眠れないときは羊を数えるといい、というのは昔からよく言われるが眠れないことがない私は数えたことがない。
羊を数える、宇宙船に羊をのせる、なぜかノアの方舟の話まで出てくる。
或いは月のうさぎ、うさぎはいないのだけど・・犬?を乗せたことがあったっけ?
子音を失ったアポロ。。。こ、これが意味するものがよくわからなかったけど^^; 死因・・?

「ヒューストン、必ず帰る。あの場所へ。」帰還した宇宙飛行士は日常に戻れたのだろうか。

あなピ作品のストーリーを書くのは難しいけど、舞台の美しさ、役者さんの上手さ。
何かを否定しながらも前向きであるという、世の中の明暗を書き綴ったものは昔の作品なのに新しい。 
いつもの手書きの福永氏の挨拶文もなんとなく頷いてしまう説得力がある。納得させてしまうというか。

松岡さんがカッコよかったなぁ〜〜
中原智香さんも久しぶりでうれしい、あなピワールドにぴったりだ。
3人娘のマスダさんはおやすみだったのは残念だったけど、今回も十分に楽しみました(^^)

キャスト
アポロ:松岡伸哉 ワン:木福清信 エイト:大竹謙作 
ネロ:遠藤咲子 イズム:石井亜矢 シキ:亀岡紋加 ウサギ:野中双葉 ハルカ:中原智香