「ドラマ」 ぽんプラザホール

teru10162015-07-17


19時〜 2500円 HANARO PROJECT vol.2 グレコローマンスタイルプロデュース

作:チェ・ボヨン 日本語訳:中塚絵美子 演出:山下晶とグレコローマンスタイル(日本) ヤン・ヒョユン(韓国)

ちょっと迷っていたのだけど、先日のソネス落語のときにグレコの山下さんからチケットを購入。
観れて良かった、迷ったときはGOだね。

ある老夫婦が嵐の日にテレビがつかなくなったのをきっかけに、自分たちでドラマを作ろうと思い立つ。
結婚前、結婚後、子どもが生まれてから、不運なこと、悲しかったこと、思いだし思いだし。
役者志望だった夫もそれを辞めさせたことを後悔している妻もドラマの主人公となって。。

日本語の「ドラマ」
キャスト 酒井高陽、坪内陽子
舞台上にはアクリル素材の半透明な小道具。箪笥、テーブル、テレビ、リモコン、電話。
あまり現実味がない感じだけど、道具に気をとられないようにってことかな、でも逆に目立つけど。
淡々とした老婦人を演じていた坪内さんだけど、「ドラマ」に入ると一気に若返ってすごい迫力。
酒井さんも初見だけど上手いなぁ。すごく自然な夫婦だった。
ただセリフから妻75歳。。。しかも、6人の子持ちにはさすが見えなかった〜

韓国語の「ドラマ」
キャスト ハ・ヒョングアン、ジン・ソンミ
変わって舞台はさっきまで客席だった場所。紙の束を山のようにまあるく敷き詰めて
その中で演じる二人。こちらのセットは木の箱だったり本物のリモコンだったり。
日本語では大きな薄型TVだったのがこちらではかなり小さなブラウン管TV風。
時代の違いを感じさせる。
ジン・ソンミさんは坪内さんよりは雰囲気やメイクで初老の感じはしたけれど、
それでも75歳にはね〜〜 
二人の絡みはとても自然でこちらも夫婦役はばっちり。
字幕を使っていたけれど、先に日本語を聞いていたので雰囲気でいけた。

セリフはほとんど同じなのに、全く違う感じで面白かった。
でも、日本語の方は名前や住所などは日本名に変えたほうが自然だったんじゃないかな。

演奏にDORAN Duo こないだアクロスでの朗読会で初めて聞いたドランちゃんの馬頭琴
今度はデュオでさらに楽しかった♪ 

モンゴル出身のドランちゃん、日韓のHANARO PROJECT、国際的だね〜〜
すぐに釜山公演も実施されるそうだ。すごーい、ちかーい。

ヤン・ヒョユンさんの劇場パンフの挨拶文がとても印象深かった。
「出会い続けることが全て」だって。引っ込み思案な私にも勇気をくれる。
そして山下さんの挨拶文には笑ったw 子ども心が満載なんだな。
うん。おそるおそる私も「出会って」いこうっと♪