前売り 1800円
新感線コンビが歌舞伎!
ただちにシネマ歌舞伎で観れるのは本当にうれしい。
もちろん、舞台が観れたらそれが一番いいんだろうけど。
それにしても新感線だけど歌舞伎。ここに高田聖子さんがいないのが本当に残念だ。
市川染五郎丈の阿弖流為、中村勘九郎丈の坂上田村麻呂利仁、中村七之助丈の立烏帽子・鈴鹿。
蝦夷の勇士が国を追われ、それでも故国のために帝軍と戦うというなんとも辛い始まりだった。
新感線では悪役と仲間の設定がはっきりしている。
悪いやつはとことん悪く、正義の味方はヒーローだ。
そして、こうもりのような道化もいる。ここでは片岡亀蔵丈の蛮甲だ。
歌舞伎でもこんな笑いを入れていいんだなと感心した。
最後まで味方か敵かわからなかったけれど、いい役だった。
熊子とのやりとりはなかなか笑えて感動的だったしね。
休憩はさんで3時間。最後はちょっと消化不良の感じもしたけれど、概ね楽しかった。
中洲太洋の椅子はちょっと硬いな。
舞台パンフレット?が1800円で販売されていて、これを読むと亡き勘三郎丈の思いがいのうえひでのりさんに
伝わって実現したことがわかる。
2人の兄弟はそろって自分の英雄は父と言い切る。なんだか読んでいて涙が出てきた。
歌舞伎の世界にとどまることなくどんどん広げていこうとしている試みはすごい。
仕事帰りに車で直行したけれど、1時間200円の駐車場が近くにあって、800円だった、コスパいいわ。