1100円
ストーリーを読んだ感じではちょっとオカルトっぽいものを想像したのだけど、
実際は全然違っていて、とても現実的だった。愛ある現実だった。
愛する娘を失ったハワードは失意のあまりに仕事も手につかない。
仕事だけでなく彼自身を心配した同僚たち3人はこれまた3人の役者を使って励まそうとする。
3人は「愛」「時間」「死」ハワードとコンタクトをとる一方で、友人3人の抱えた問題にも口をはさんでくる。
うまく話が作りこまれていて、とても面白かったし感動した。
ハワードは最後には残された家族の元に戻っていくのだけど、
3人の友人たちもそれぞれの決断で安らかな方向を見つけていく。
出演料(?)の釣上げ交渉とか非常に現実的な場面と
何日もかけて部屋いっぱいにドミノを並べて、一瞬でくずす心象風景などの対比がうまいなぁと思った。
ハワード役のウィル・スミスはもちろん、ヘレン・ミレンが良かったな〜 年を取った分深みがあった。
こういう映画は映画館でゆったり観るのがやっぱり好きだ。