「海が降った夏」 ぽんプラザホール

teru10162017-12-17


13 時〜  ヒカリノオト

作・演出 松岡伸哉
 
中間市に住む、ある家族の話。
一人の少女、「海」が生まれる前の話と現在の話が交錯する。
海の双子の姉は死産だった。父母、祖母、叔母、友人、同僚、
さまざまな人と海とのつながりを色濃く描く。
都会での夢と現実の狭間で海の気持ちは・・・

最初は状況がわからなかったけど、だんだんわかってきた。
両方のシーンに出てくる、父と祖母はちゃんと様相を変化させている。
ベテラン俳優さんの真骨頂だ。
とくにおばあちゃんの年取り方がすごい。演じるは立石義江さん。
まさに、自分の祖母もこんな感じだったな〜

海のお母さんも良かった、峰尾かおりさん。
私には娘はいないけど、こんな風に言えるだろうか。
絶対に甘やかしてしまいそうな感じがする。すごい。

親戚のみっちゃんはリアル妊婦の小湊倫子ちゃんが演じた。
さすがに本物は迫力があるw 7ヶ月らしいけれど、
実際にマタニティヨガをやっていて面白かった。

すごく繊細な脚本でさすが松岡さんだなと思ったら、
中間市に住んでいたのは彼だったらしい。
すてきな役者さんたちが彼の故郷を再現してくれたんだね。

ラストシーンは涙が出た。切なくて胸がいっぱいになった。

次回は3月公演、ヒカリノオト見逃せない。

キャスト
立道心、中島荘太、峰尾かおり、小湊倫子、立石義江、押渕絢子、宮村耳々、白川宏治