「ラッキー・アンラッキーは不幸な男の子」 九大大橋キャンパス多次元ホール

teru10162017-03-15


13時〜 500円 九州大学大橋キャンパス演劇部

脚本・演出:緒方卓也 助演:遠藤智/田中佳乃

大学演劇部は人が替わるので毎年感じが変わる。
今回の作品のレベルはかなりのハイレベル。
脚本が凝っている。逆に言えばちょっと難しすぎるかもしれないけれど。

ラッキーとジミーは子供のときから仲良しだけど、性格が正反対。
スラップというスポーツを通して街、人生、仲間たちとの関わりを描いていく。

このスラップというスポーツは架空のもののようだけど、野田秀樹のエッグを思い出した。
あれはちょっと特殊だったから違うか。

スラップ仲間以外にも魅力的なキャラクターがいっぱいいて描ききれないほどあふれている。
女の子たちが可愛いのだ、これが!!

演技技術は個人差があるけれど、概して個性的だなあ〜と思った。
画一的な人間が増えてきた昨今、「演劇」に係る人たちは確かにきらりと光っている。

それからここの大学の特徴だろうけれど、照明、音楽、映像、舞台装置といったものが素晴らしい。
パンフレットやチケットデザインもここまで凝る?
こういう人たちがスタッフとして演劇に進めば、福岡の演劇シーンは更に盛り上がるのだろうな〜

客だしの大声の挨拶など、ひさしぶりに新鮮な感じの大学演劇だった。