19時〜 5000円 主催:新国立劇場
「未来のおとなと、かつてのこどもたちへ」
そんな副題がついていた。珍しく子供の客が多いなと思ったらそういう作品だったのね。
パンフレットにもひらがな標記が多くて、ちゃんと子どもが読めるようになっていた。
そのパンフレット、戯曲が全編載っていて驚いた。写真もあってこれで800円。
さすが新国立劇場!
内容はそこまで子供向けというわけでもなく、白い海軍の制服に身を包んだ「たなか」が
鏡の中の「かなた」と会話し、「けいこ」に恋をするという、
どちらかというとシチュエーションからして暗い感じのするのだが。。
ピストルやのこぎりなども出てくるし、戦場への召集令状などなど。。
いや、意外に子供は理解するのかもしれない。あなどってはいけない。
現に子供が笑うシーンはえっ?というような場面だ。
鏡の中と外の二人は対照的に動く。これはかなり難しいんだろうな。
ダンスのプロの近藤さんと首藤さんはともかく、長塚さんと松さんも素晴らしかった。
練習したんだろうな〜〜
四季の「クレイジーフォーユー」の2人のザングラーのダンスを思い出した。
セリフは極力おさえてあって、動きとダンスがメイン。
流れるような動きとシャープでピシッとした動き。
ラストシーンは少し怖い終わり方だったけど、あれってケイコがころころ心変わりしたことに対する報い?
怖いね〜〜
こいけ役の長塚さんが迫力ある女装でとても面白かった。
長塚さんはあまり役者は得意ではないと思うのだけど、こういう役だととても輝く。
道化役というか、盛り上げ隊だね。
けっこういいお席で北九州まで行かなくて観れたので、本当にありがたかった。
まどかぴあ、ガンバレ!