「天気輪と星祭りの灯」 九州大学大橋キャンパス内 フライパン広場

teru10162018-10-26


18時20分〜 無料 九州大学芸術工学部学生団体PanX(パンクス)

企画 藤田萌花
演出 田中喜作
脚本 森山陽介
監修 吉田めぐみ

星祭りの夜、
人々は天気輪のもとで語る。
銀河鉄道までの道のりを
銀河鉄道のその先を。

鏡を使った映像演出と朗読劇、
光のインスタレーションで紡ぐ
ある夜の物語
(公式サイトより)

野外でお洒落な感じの公演をするようで、楽しみにしていたが、
残念ながら雨模様だったので、急遽屋内に変更された。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」がテーマになっている。
このような公演は多々見てきたはずなのだが、「天気輪」ということばは初めてしった。
太陽にかかる輪っかのイメージがあったのだけど、いろんな説があるそうだ、神秘的。

舞台装置は上空に蛍光灯のような大きな輪っかが3つ。
舞台上に2つの円柱の入れ物。照明が当たると中が見える。マジックミラーみたい。
その中に二人の青年。幼馴染のような会話で、当時から現在までの状況を語り合い、
そこから未来へと希望が繋がる話しで心地よい感じ。

客席は椅子がなくオールスタンディング。段差があまりなかったので、見えにくかった。
特に、映像で床に文字を映し出す演出があり、全く見えないのが残念だった。
元々野外公演だったから屋内では難しい演出もあったのだろう。

15分という短い上演だったけど、なかなか見ごたえのある濃い内容だった。
セリフ劇はもう一歩という感じだったけど、ハイテクな技術を駆使した舞台で満足だった。

この夜、4公演を実施。 私が観た初回は3〜40人ほどいたと思う。

キャスト
大塚正斗   タニザキ
松隈弘憲   ユキオ
山口大器