「上下左右」 湾岸劇場博多扇貝

teru10162018-11-24


19時〜 1800円(DM割) 最新旧型機クロックアップ・サイリックス

脚本・演出 川原武浩

文化はあるが革命はなく
平和はあるが戦争はない
違いはないけど同じはあり
文字はあるけど意味はない

闇はなく、光はあったはずだった

で、答えは?(ちらしより一部)

5月からのスピード再演だけど、好評でとにかくタイムリーな作品だった。
初演からのリピーターも多いはずだ。出演者も全く同じ。
演出は。。。違うところもあるような気がするけれど記憶力に自信がない。
きっと許してくれると思う、川原さんなら。

ともかく、なんといってもメインテーマがおもしろい。

アレですよ、アレ。平成最後のクロサイの公演はこれになったわけだ。
元号って日本人にとってなんというかなくてはならないもの。
なくてもいいじゃない、と思わなくもないけれど、生活のそこかしこに出没する。
廃止になるってことはありえないのだろうな。
ただ、形を変えていくことはあるだろうな〜

そして眼鏡(サブテーマ?) 一見まったく関係のないテーマのようであるけれど、
きっと共通するものがあるんだ(わかんないけど)
私も最近は老眼の度も進んできて、眼鏡なしでは非常にきつくなってきている。めんどくさいことこの上ない。
いろんな老いの症状のひとつとして受け入れていくしかない。
未だに老眼はないという同年代はグーで殴ってやりたくなるけれど、おしなべて老いは平等に迫ってきている。

長沼さんも若い若いと思ってたら、別の劇団で若手ではないほうに入っている。
時間は本当に過ぎるのが早い。うかうかしていられない。
しかし、ベテランのほか4名は昔と変わらない運動量と熱量で、
なんじゃこりゃ!という演技をなさる。オモシロい。

自分も初心に返って、目の前でいきいきと動き回る役者たちを面白がって追いかけていこう。
劇場に向かう回数は減ったけれど、一生懸命観ることは忘れない。

関係ないけど、大相撲九州場所の真っ最中で安い駐車場を探すのが大変だった。
お相撲も観てみたいんだけどね。

キャスト
長岡暢陵、上瀧昭吾、長沼里佳、中島荘太、立石義江