「PEACE HILL2~東京オリンピック奮闘記~岡部平太物語」 西鉄ホール

2021年6月4日(金)

13時~ 3500円  ギンギラ太陽'S×劇団ショーマンシップ

原作  橘京平「Peace Hill 天狗と呼ばれた男 岡部平太物語」より
脚本  大塚ムネト
演出  大塚ムネト・仲谷一志

近代スポーツに人生を捧げ「日本選手のオリンピック必勝法」をあみだした男!
日本がオリンピックに初めて参加したのは、1912年のストックホルム大会。
しかし、当時の日本は「近代スポーツ」に取り組み始めたばかりで、
良い成績を残せなかった。
そこに現れたのが、アメリカで近代スポーツを学んで帰ってきた「岡部平太」
指導者としてだけれはなく、身体能力にも優れ、自らも選手として活躍していた
岡部は「世界に通用する日本選手」を育てようと奮戦する。
しかし、精神論が支配する日本では、岡部のスポーツ改革はなかなか
うまくいかなかった。日本を飛び出し「満州」に活路を求める岡部。
日中の「スポーツによる平和親交」を目指すが、
戦争により全てを奪われてしまう。
そして終戦。焼け野原が広がる福岡に戻った岡部は、平和への願いを込めた
平和台陸上競技場」をつくり、戦後初の国体を地元福岡で開催するのだった。
(公式サイトより)

いやおもしろかった!!
スポーツ大好き、オリンピック大好きな私は
2019年NHK大河の「いだてん」にはまった。
もちろん、東京オリンピックのチケット予約も頑張ったけれど玉砕。。。涙
それが良かったのか悪かったのか。。。微妙
菅首相ではないけれど、1964年の東京オリンピックは小学校1年生なれど、
結構はまって見ていた、特にバレーボール。親も好きだったからかもしれないね。
今はコロナ禍でのオリンピック開催か?という瀬戸際である。
無事に終了することを祈るのみ。

それにしても、タイムリーな作品だったな~大塚さんの作品は福岡の現状を
演じたものも多いけれど、今回は日本の今に鋭く迫っている。
「いだてん」では金栗四三さんと田畑政治さんにスポットが当たっていたけれど、
この作品は岡部平太さん。初めて知ることばかりだった。
加納治五郎さんが作った日本スポーツ界の基礎からどんどん進化していった。
現在では幼少からの科学的トレーニングも確立しつつある。
スポーツの世界も変わってきたよね。ワクワクが止まらない。

ショーマンシップの仲谷さんとのタッグも抜群で、被り物も時々登場してくれて
楽しくてわくわくする歴史の勉強となった。
初めて見る役者さんも多数いて、たどたどしいながら演劇界も若返って
いるんだな、と思いながら観た。
それにしても宗さんの演技力には改めて脱帽。
若くて少しも色あせない迫力のある演技を観て、やっぱり演劇っていいな~
ギンギラメンバーもショーマンシップメンバーも頑張って!(⌒∇⌒)

キャスト
仲谷一志、大塚ムネト、生田晃二、杉山英美、上田裕子、宗真樹子、栗野直樹
山口泰弘、福澤究、大城真和、東沙耶香、松尾佳苗、古澤大輔、米倉佳奈
溝田優、久保美月、荒木ロンペー、北田祥一郎、ゴリけん、立川生志

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