「双頭の鷲」 福岡市立中央市民センター

2023年3月16日(木)

19時~ 演劇の映像を観る会  

映画「双頭の鷲」(脚本・監督:ジャン・コクトー、1947年、1時間27分)
1946年に初演されたジャン・コクトー作の戯曲を、
コクトー自身で脚本・監督して映画化した作品。

オーストリア皇后エリザベートが、1898年、レマン湖のほとりでイタリア人
アナーキストにより刺殺された事件を元にしているといわれる。
出演は、エドウィジュ・フィエール、ジャン・マレー、ジャック・ヴァレーヌほか

バイエルンの王妃は、婚礼の朝、夫たる王が暗殺されて以来、
太后に政治を委ねて喪に服し、決して人前に素顔を見せることはなかった。
国王の10年目の命日、新婚の夜を迎えるはずだったクランツ城の寝室に
二人分の食事を用意させた王妃は、亡き夫に話しかける。
嵐の中、窓から、王の肖像画に生き写しの若者スタニスラスが倒れ込んでくる。
若者は王妃を誹謗する詩を「アズラエル」(死の天使)の名で秘密出版した
無政府主義者だった。(薙野さんのレジュメより)

悲恋の話だ。結婚式のときに夫を殺されて10年間、統治してきた女王は
ただ死ぬことだけを望んできた。そして、夫にそっくりな刺客に殺される。
その男もまた毒をあおって死ぬ。暗い。。。。。。
かなり昔の映像は全体的に暗くてちょっとどんよりする。
ただ、女王を始め宮中の女性はすごくスタイルが良くて美人ばかり。
男性も当時の最高級の美男だと思われる。
宝塚の舞台で上演されたようだけど、ちょっと見てみたかったかも。

ミュージカルエリザベートの話が元になっているらしい。
実際に観た舞台は実に鮮やかによみがえってくる。
一路真輝エリザベート、身震いするほど美しかった。

演劇の映像を観る会は、奇数月の第3木曜日に開催しています。